熟語は熟語として学ぶのはなかなか大変だから、あるていどは前置詞のイメージとその語自体がもつ根源たるイメージを組み合わせて理解しながら暗記していくのが望ましいというのは、以前紹介した「正攻の英熟語1000」の紹介ページでも書いたことだ。
これからの大学受験に求められるのは、熟語を熟語として暗記させるような熟語帳ではなく、徹底的に熟語を理解で覚えさせる努力がところどころに垣間見える熟語帳だ。
もちろん正攻の英熟語も引き続きお勧めしていくが、今日紹介するのはつい最近発売されたランク順入試英熟語1100である。
概要
紹介
ランク順入試英熟語1100
最新入試問題データを徹底分析した、大学入試英熟語帳の決定版。データ分析の上、入試によく出る表現、日常の会話などで使える表現を厳選して収録。例文は最頻出の用例を「ランク例文」として掲載。また、熟語の構成要素である基本単語や前置詞が持つ「コアイメージ」をビジュアル化した図解を満載し、熟語の本質を照らし出す画期的な解説が満載。「音声」・「アプリ」を無料配信し、復習ツールも超充実!
▼本書の特長
1.厳選された見出し語と用例!
見出し語は大学入試の過去問を徹底分析し、最新の入試傾向を反映。
加えて、各種資格検定試験や現代英語のデータベースを照合し、重要表現を精選しました。
例文は最頻出の用例を「ランク例文」として掲載。2.覚えやすさを考え抜いた分類!
見出し語は整理して覚えやすいように同じ型をとる表現や似た意味をもつカテゴリー別に分類。ランダムに配列するのではなく、覚えやすさを考慮して配列にもこだわりました。3.「見出し語」&「訳」、「例文」にも無料音声つき!
見出し語と訳、例文にも無料のダウンロード音声が付いています。
スマートフォンやオーディオプレーヤーに取り込めば、いつでもどこでも学習が可能です。
音声は読者のみなさんの学習スタイルに合わせて、使い分けできるように次の2種類をご用意しています。
(1)「見出しの英語」→「見出し語の日本語訳」
(2)「見出しの英語」→「見出し語の日本語訳」→「例文の英語」4.「赤フィルター」と「アプリ」で復習!
本書付属の「赤フィルター」で、必修部分の暗記チェックができます。
また、無料アプリを活用し、クイズ形式で定着度を確認できます。
仕様
収録熟語数:1100語+α(解説部分で他の表現方法にも触れられている)
補助:おさえておきたい基本語のコア(前置詞+基本動詞27個の基本イメージの解説)
到達レベル:上位・難関大学まで対応可能
その他:無料テストアプリ/音声のダウンロードが可能
>>各種資格検定試験や現代英語のデータベースを照合し、重要表現を精選
⇒TOEIC/TOEFL/IELTS/英検にも使える。
無料アプリ




一応、参考までに・・・。
4択問題で時間制限あり。スピード解答で満点を目指せるようにしよう。
瞬間的な前置詞選択はもちろんのこと、同スピードで選択した前置詞以外を挿入するとどんな意味になるかも言えるといいだろう。
オススメする根拠
理想的な構成と大きさ
まず最初に前置詞のイメージを学んでから、各熟語のインプットに入っていく。
左側に熟語とその横にイラスト、他の表現方法、使われ方、解説などがなされていて、右側に例文(熟語部分は赤シートで隠れる)がある。
「理解しやすさ」を重視すべき現環境の熟語帳において、そのコンセプトが全面に出ている。
大きさはターゲットとおなじくらいかな?
解体英熟語のようにずんぐりむっくりな外見でもなく、「読む」という基本動作がしやすいのはありがたいところ(笑)
句動詞の覚えやすさ
熟語の中で一番覚えにくいのは句動詞だろう。
『基本動詞+前置詞』という構成だから、基本イメージが根付いていない日本人には難しい。
驚愕の無いようだが、この句動詞188個の一個一個に全てイラストがついている。有り難すぎる。汗
補助教材
アプリや音声をダウンロードできるのはありがたい。
アプリのテストはランダム出題で、わりとしっかりとした作りである。
欲を言えば、このアプリの中でテストをしながら音声で例文を聞けると最高だった。
情報量
まだ内容を完全に把握はしていないがおそらく十分だろう。
タイプ別に分けられており、初学者でも、あるていど語彙が固まっている人でも戦略的に使っていける。
(これに関しては後述の使い方を参照)
正攻の英熟語1000との違い
アウトプット方法
正攻の英熟語のいいところは、一つの熟語に対して、異なる4種のアプローチのテストで暗記をしていけるところだと思う。
本教材ではアウトプットにおいてはアプリテスト、赤シートで日本語訳テスト、例文を赤シートで穴埋め問題という、アプリを除いては一般的な内容であるがアプリの存在は大きい。
同意・反意
正攻ではアウトプットに際して、同意・反意・同意熟語・反意熟語も必ず問われる。これによって語彙の深さを同時に構築できるという点はありがたい。
これに関して本教材は解説の部分では触れられているが、それを演習時にテストすることはできない。書き込んだりして補う行動が欲しいところ。
使い方
基本方法
1日100〜150個ずつで周回しよう。他の暗記事項が済んでいる人は1日200語ペースで進めていこう。
復習は前日分を。つまり実質1日2倍やることになるので注意。
初学者
おさえておきたい基本語のコアをやってから、チャプター2の動詞構文からやろう。
即戦力の知識として今後の英文解釈(単文/短文解釈)にも役立つし、語法問題にも対応できるようになる。
動詞構文はネクステ系の「動詞の語法」部分に掲載されているが、おそらくそれよりは掲載量は多い。早めに覚えておこう。
その後はチャプター3の慣用表現に進むんでからチャプター1の句動詞、チャプター4のその他の熟語と進めよう。
初学者以外
おそらくチャプター1の句動詞/チャプター4のその他の熟語に知識をもとめる人が多いと思う。そこを重点的にやっていこう。
(動詞構文や慣用表現は既知なものが多いはず。)
アプリは最大限活用して、「暇ならアプリ」って姿勢でもいいだろう。
終わりに
今回はコメント欄で本教材の情報をいただきました。ありがとうございました。
リサーチ&レビューは喜んでやりますので、なにか気になる教材がありましたらコメント欄までどうぞ!

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無料相談所にて相談しました
宜しくお願いします
United Intelligence「GENIUS動画英熟語1000」
https://appsto.re/jp/k6Ny6.i
書籍ではなくアプリです。これについて評価していただきたいです。m(_ _)m
ありがとうございます。近いうちにダウンロード・分析して記事を作りたいと思います。