国語というテストは他教科とはその性質が異なることはだいたいおわかりになるであろう。
国語:現代文(論説文・小説)・古文・漢文
センター試験であれば一度に4種類の文章を80分で読んでいくことになるため、それぞれに適した対策をしていく必要がある。
そのうち一般的に考えられている「現代文」へのイメージは
◇所詮日本語を読むだけ
◇センスが最終的にモノをいう
それは長い受験生活の中で多くの受験生が「過去問」を解き、「模試」を受け、現代文に対して向けられたイメージだと思う。
そう、外見上はそうかもしれない。物事の本質を捉えなければ、そう考えてしまってもしょうがない。
一切の対策をしないで80%をとれてしまう教科があるだろうか?現代文以外の教科で、まったく勉強しなくても80%とれる教科はあるだろうか。
そう、たまにとれてしまうからこそ、「現代文=日本語だから、まぁとれるでしょ!」と考えてしまうのだ。こういう受験生に限って、1度80%とれたから現代文の勉強はしない、他の模試では10点20点をとってしまっているのに?(また、満点をとることは難しいことも確かな事実。センター現代文は甘くはない。)
また、普段から自主的に教養を蓄積し論理的に物事を捉えらている人は、勝手に点数を取る為の行動ができているため、さして勉強をしなくても安定して比較的高得点をとれる教科でもある。これをセンスのあるなしと捉えられがちな傾向もあるが、どうだろうか?先天的な要因のみの問題なのだろうか?それは違うだろう。あくまでも現代文という教科は普段の積み重ねがモノを言う世界だと信じている。
普段僕は、できれば国語以外にしっかり時間を使って、国語は超効率的に、さらっとやっていけばいいとは言うが、それはあくまで英語や数学などの主要教科の完成がまだで、毎日毎日時間に追われて勉強していかねばならない受験生に向けた話である。
国語以外の教科が安定して高得点をとれるようになった時に、国語の得点を安定させることでその合格可能性は格段に向上するだろう。
戦略的に国語を捉えて、得点をもぎ取っていく方法をDJDなりに書いてみよう。
概要
実際のところ管理人の国語ってどうだったの?
国語に関しては「時間を割くことが難しかった」です。よって、センターも7割5分程度にとどまりました。
時間を割くことが難しかった⇒部活もあるが、他教科の勉強方法が非効率すぎたことも要因
当時の自分なりの正しい勉強法を閃いた時期が12月終盤、センター前だったこともあり、その成果を十分に発揮はできなかった。
私立ではそこから約1ヶ月半ほどあったので、国語に関してはどの大学も合格点以上はとれました。逆に言えば、その程度頑張っただけでも苦手⇒普通レベルには到達した とも考えることが出来ます。
大学入学後に『論理的思考』を圧倒的に鍛えられたがために、「現代文」が問いたいこと、『こういう風に現代文に向き合えば良かったんだ』をようやく理解できました。(時すでに遅し)
今現在では多くのサイトや参考書で「正しい現代文の勉強方法、向き合い方」を見ることができます。
そのサイトや参考書ももちろん自分の現代文勉強理論の参考ですが、自分の経験をふまえた自分なりの勉強法を紹介していきます。
10回解いたら8回9割以上をとれるのであれば、もう他の教科に時間を割いた方がいい。 普通に勉強していれば10点20点しかとれないことは、腹痛に悩まされながら解いたとしても無いだろう。だから、自分の今までの得点率を見て、100点中80点を下回っている回数が明らかに多いのであれば国語に対して少しでも意識を向けてみて欲しい。 そうすることで、とくに上位私立大学で起きてしまうことが多い、「国語」で落ちる可能性を軽減できるかもしれない。 あれだけ社会の暗記を頑張ったのに。 具体的ワードが出てこなくても、4択5択の確率の壁をこえてしまえば得点を貰えるテストでもあるから、どんなに難問でも出来ちゃうときは出来ちゃうこともある。望まない逆転負けの可能性が一番高い教科です。 だからこそ国語をしっかりかためて、合格可能生を高めておくこと。 その逆に、国語にばかり時間を割いて、英語や社会や数学で落ちることの方が可能性は高いわけで、ここの比重をどう考えるかが怖いところでもあるわけです。だから大学受験における国語について、しっかり自分の現状にあわせて分析しながらやっていかねばなりません。 先にも言った通り、たまたまとれるのが現代文の怖いところであり 模試などで1回「ノー勉で7割・8割」とれたから、そんなに勉強する必要はないのかな?と考えることのないように。 そういう人に限って、4割しかとれなかった⇒今回は難しかったからしょうがない と自己保身に走る場合が多い。本番が難しかったらどうするのだろうか?自分をしっかり厳しく分析してあげることが重要だ。 現代文の現状把握には英語や社会と同様に、「センター試験」が役立つと思う。 ちょうどいいレベルで出題されてくれるために、判断がつきやすい。 英語で言えば模試や過去問で4、5回はすでに触れているはずだから、その平均が
160点安定⇒基礎ok応用へ のような基準があるように、 現代文もそれが適用できると思う。
8割安定⇒読み方・解き方の基礎がある程度頭に入っており後は経験、それ以上のレベルの文章を読んでいくこと しつこいと思うが、重ねて、ノー勉で6割とれたらいいと思うかもしれないが、他教科で6割まであげるのに、200時間はかかるだろう。 他教科で補うのもいいが、費用対効果は抜群な現代文にも力をいれてみたらどうだろうか。
◇正しく読む力 現代文の基本ステップは非常にシンプル。そのため、使う参考書も問題集も比較的少ないのは助かる部分であるが、そのぶんその参考書や問題集は他のライバルも使ってるよって話になる。 目的意識を強くもって日々の勉強に向き合っていって欲しい。 正しく論理的に読む。論理には基本ルールがあり、そのルールに従って読んでいく。 読む側にルールがあるのであれば、書く側にもルールがある。抽象的に主張を述べて、例や証拠を示し具体化させ対比し、最終的に「ほらね?僕の主張の通りでしょ!」としたいのが基本であるからある程度型にはまる場合が多いし、その論理展開のパターンを覚えながらやっていくといろいろな文章に対応できる柔軟な読解力がつくだろう。 そのためには日本語だからといってなめてかかるのではなく、必ず入門レベルの教材からスタートさせ、少しずつレベルアップをしていくことが重要だ。 この時、語彙力や常識力がものを言ってしまうのが残念なところだ。 常識というのは参考書をみれば網羅できるものではなく、さらには自分で積極的に学ぶものでもなく、今まで生きてきてその過程において自然に積み上げられた知識であるから、その絶対量が差を生み出してしまうことも少なくない。 だからといってそこで諦める必要も無くて、受験期間は1年以上あるわけで、それまでにいろいろな知識に触れることになるはずだから、その知識を無駄にしない意識が欲しいところ。 これは英語においても言えることであるが
◇日本史・世界史 など、英語で学んだことも現代文で活かせるし、その逆も然り。現代文や英語長文の勉強は常識を積み上げていく勉強だと考えてもいいだろう。 語彙というのは、漢字も含めて、これはある程度のキーワード本でどうにかできる。英語が読めないのは語彙が無いから、現代文が読めないのも語彙が無いからと言ってもいいくらい重要な部分である。あまり軽視しないように、早いうちに常識として積み上げておくことをお勧めする。 根拠付けた論理的な解答をしていかねばならないのはあたりまえの話。 その選択肢を切るのにも、その選択肢を選ぶのにも必ず理由があり、「なんとなく」で済ましてきたのであればそれは×だ。 ※センター現代文は一瞬で2択まで削れる裏技が使える問題も少なくないので、 そういうことをしてると上位私立の問題に対応できなくなる。(国立は問題外) 参考動画としては「こんなときこそスイショウさん」登録の必要がなく見たい時に見れるのがyoutubeのいいところですね。 概要欄のリンクから教材も入手可能です。
英語はあれだけ単語を覚えて毎日長文を読んで頑張ったのに。現状を把握する
140点安定⇒基礎okかな?英文解釈あたりをもう少し
140点未満⇒単語・熟語・文法・英文解釈をもっとしっかり
6割安定⇒読み方か解き方のどちらかが抜けている可能性有り、もう少し両者固めておいたほうがいい?
6割未満⇒入門レベルからやりなおした方がいい?
逆に6割から7割・8割まで持っていく確率を高めるのには、センター程度で言えば100時間もかからないだろう。現代文への基本意識
◇正しく解く力
正しく読む力
◇政治経済
◇文化・慣習
◇宗教
◇〜〜論
正しく解く力
1回わかりやすい授業を受けるだけで、自分で参考書でやるなんかよりもだいぶ「やるべきこと」が掴めます。
やるべきことを理解した後は参考書の勉強が捗るわけです。「目的意識」を得る為に、1時間半の動画ですが見て損はないと思いますよ。
解答の根拠のための論理の積み上げの重要性を教えてくれます。
動画においては時間に追われやすい国語という教科において、どうすれば読解スピードを上げられるか?などの具体策なども述べられており、現代文が苦手な受験生は是非教材をゲットして授業を受けていただきたいところである。
現代文の復習もイメージしにくいところではあるが、解答の根拠をシャドウティーチングする方法がもちろん有効である。その際、動画の中で述べられているようなことを自分の中で反射的に説明できるといいでしょう。
復習
現代文の復習方法に悩む人は多いでしょう。基本的にはまずは「内容暗記」ですね。
一期一会ではなく、どんなテーマなのか?筆者の主張は?どのような具体例が上げられていたのかをしっかり覚えておくこと。
あわせて文章中で使われていた「漢字」に着目し、もしこの漢字を書かされたら書けないだろうなーっていうものは必ず書けるようにしておく。
そしてその後何度も読み込んで対比・同値などの論理展開を追っていく訓練をする。
これを下に書くような教材や過去問演習で入試までに約80〜100個ほどの文章でやっていくとだいぶ教養力(漢字・語彙キーワード・背景知識)もつき論理読解の経験値も自然と積み上げられていく。
解いて、答え合わせをして、解説読んでなるほどねー・・・・・で済ませない意識が欲しいところである。
参考書・問題集紹介
漢字
漢字を教養としてやっていなかった人は1冊やっておくこと。
※教養として:漢検2級レベル取得、および学校での漢字テストなど普段からしっかり漢字に向き合っている人
※漢検2級をとっていれば大学受験レベルの漢字に対応できるというわけではない。ただし取っていれば、わざわざ一冊時間をかけてやる必要はない。日常生活、勉強の中で「もしこの漢字を書けと言われたら書けないだろうな」という漢字に出会ったら、書けるようにしておく程度にとどめるのがいい。
というよりも、ほとんどの現役生は漢字よりも英単語をやらないといけない場合が多いのではないだろうか?
時間が限られているのであれば、忌憚なく切ってもらってok。その代わり漢字への意識をしっかり持って、書けないものは書けるようにするを繰り返しておくこと。
一応のオススメだが、河合塾の入試漢字マスター1800が妥当なところだろう。
キーワード
1冊やっておくことで、文章への深い理解が可能になります。浅い読解になりがちな人は必ずやっておきましょう。
読解入門的参考書
どの教材もまずはこの入門レベルの内容を身につけて先に進むべきだ。
とっつきやすい文章を使用して、必要最低限の現代文の用語やルール(公式)を叩き込んでおくこと。
特に現代文が苦手な人には船口のゼロ読みを強くお勧めする。
問題集(5月3日編集)
入門的な教材が完了したら、いよいよ実践的な問題集を通じて読解力を深めていく。
DJD的なルートとして3つ用意した。これに必要に応じて単発教材を付け加える形を推薦する。
■選定基準
・王道的な読み方と解法を重視する方法で展開される教材
⇒パターン暗記系を排除
・解説が簡素な教材
⇒出口システム現代文系を排除
⑴河合アクセス
もっとも王道的なルートなはず。3冊+で基礎〜難関大までのルートとして確立しているという点がありがたい。
⑵全レベル別現代文
これから選択されやすくなるルート。内容はほぼアクセスであり、それをさらにレベル別で6冊に分けた内容。アクセスからさらに演習量を稼ぎたいという場合に使用してもいいし、単独で1からやっていってもいい。
⑴⑵との差別化を図るのであれば、「特に現代文に対して苦手意識を持っている人にはお勧めできる。」
特に船口のゼロ読みからスタートして船口に好感がある人にとっては船口っぽさがあるこの最強の現代文ルートは最適だと思う。
単発教材群
⇧上記ルートでやっていくのであればあえてやる必要はないと思うが一応。
⇧MARCHレベルに到達してからの開始が望ましい
⇧開発講座からのステップアップで丁度いいくらい
⇧過去問前の演習に
後は過去問で実力を試して傾向に慣れていけば十分戦えるようになるはず。ここまでやって点が取れないという場合には、
①語彙力が足りない②常識・教養が足りない③やってきたことが実は身に付いていない
ということが考えられる。しっかり分析して穴を埋めよう。
記述形式は?
基本的には最低限アクセス発展や開発講座あたりを完成させて得点奪取現代文からスタートするといい。
以上!

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