成川の深めて解ける英文法INPUT・OUTPUT編|紹介・使い方・評価・レベル・対象

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英語の教材において「基本書」という概念がまだまだ深く考えられていないように感じます。

基本書として広く世間で知られている教材を挙げるとすると「フォレスト」「ロイヤル英文法」「一億人の英文法」等があります。

これらの教材は正直言うと「英語が苦手」な受験生にとっては、上手に使いこなすには難しいレベルでしょう。

この記事では、現環境において最も初心者に対して優しく、「理解」重視で文法解説が展開されていく成川の深めて解ける英文法という教材を紹介します。

成川の深めて解ける英文法

深めて解ける! 英文法 INPUT (大学受験Nシリーズ)深めて解ける! 英文法 OUTPUT (大学受験Nシリーズ)

仕様

INPUT OUTPUT
ジャンル 基本書 文法問題集
ページ数 500+別冊 731+別冊ランダム
問題数 無し 1316問
レベル 初学者〜 下の※へ

※1316問掲載ということでネクステやスクランブルと比べてもかなり量が多いです。
内容も基礎〜難関レベルの問題が詰込まれていて「網羅性が高い」(高すぎる)です。MARCH上位・上智、文法問題が出題される早慶学部等の志望者、かつ、時間があると言う場合の使用をお勧めします。

センター・中堅私立レベルの志望者であればOUTPUT編は必要ないです。ネクステ系もしくはこちらをオススメします。

これが入試に出る!英文法・語法問題ベスト400|紹介・使い方・評価・レベル・対象

レビュー

これを初めて見た時に「あっもう予備校必要ねぇな」って最初に感付いた教材でもあります。

初学者・独学者にとって非常にわかりやすく「理解」重視で解説してくれるので「はっはーんそういうことね」の繰り返しになります。

「理解」というとスタディサプリの関先生も思い浮かぶと思うんですが、実はスタディサプリの関文法の授業との相性も非常にいいです。

先に成川を通読してから関文法をやると、「あっこれ成川でやった奴だ」ってなる場面も多いはずです。

未だに学校ではフォレスト系が配布される場合が多いんですけど、結局フォレスト系を使いこなせる高校生なんてごくごく少数だし、フォレスト系の教材をどう使えば成績が上がるかを完璧に説明できる教師なんていないんだから、最初から成川を配ればいいのにと常日頃思っています。

成川を使えば、脳の戦略的思考部分の稼働0状態ですら誰でも簡単に成長していけます。学校の英語授業は成川を各自読むで終わるレベルです。 

つまるところ、高1高2が使用しても苦手意識をぬぐい去って英語が好きになれるような内容になっています。たぶん中学生でも使えます。

それで確固たる文法の基礎が築けるんだからハイパフォーマンスですよね。

INPUT編が神がかってる一方で、OUTPUT編も神がかってはいるんですが、詰込みすぎてて使用推薦対象者がかなり絞られてしまっているのが残念なところ。

高校がこの2つを配って授業でやってくれるんだったらOUTPUTも使えるんですけどね。もしくは購入者限定で使用できるアプリを作ってランダムで問題が解けるようなツールが開発されれば、良環境が神環境に変わるでしょう。

OUTPUT編は1316問+別冊(1316問をランダムにした問題)で構成されています。

解説はゼウスです。(神です)

解説においては「着眼点」をしっかり明示してくれており、「なぜ」が必要な問題に関してはしっかり他選択肢排除のための根拠を教えてくれるし、さらに「こういう知識も覚えておいた方がいいよ」と深める説明もなされています。

問題量、解説の過保護さで考えれば、現環境最強評価です。

上位大学志望者は英頻を今迄使ってきたわけですけど、これからはOUTPUT編がいいと思います。

注意点

初版のOUTPUT編は誤植が多く、学研HP上で訂正がなされています。

中古を購入する場合は第3刷の購入をしましょう。

文法の話

従来、ネクステ系の問題集が当然のように使用されてきました。

もちろんよくまとめられていて、正しく使えば非常に効果的に成長できる教材だと思います。ただ、「正しくつかう」という行為自体の難易度が高すぎて

「つかいこなせない」人の方が圧倒的に多かったのはあからさまな事実です。その主たる原因が、「時制」から始まるということだと予想します。 

フォレスト系は5文型とか動詞とかから始まるんです。でもネクステ系は時制から始まるんです。

「疑える」優秀な受験生は誰に教わらなくとも「なぜ時制から始まるんだろうか。時制からやっていいんだろうか」と疑問を持つはずです。

しかし思考停止している受験生はなにも考えず時制から始めます。

この成川の素晴らしいところはまず当然のように「動詞の語法」−従来のネクステ系では14章〜18章あたりの後ろの方に押し込められていた重要事項が−「第一章」として掲げられているところ。

そして「なぜ動詞からやるのか」という戦略的思考部分もしっかり解説してくれている…文法力だけでなく、英語の勉強の戦略迄伝えてくれる点が賞賛してしまう部分です。

使い方

目標使用期間:3ヶ月

⑴INPUT編を通読2周(1日2章) 2週間

推奨順番
動詞の語法⇒受動態⇒準動詞⇒関係詞⇒接続詞⇒時制⇒助動詞⇒仮定法⇒比較////⇒その他
※英文解釈教材の基本はココだ!と並行する場合を想定し、基本はここだをスムーズに使用するためおよび重要事項順

⑵INPUT編を1章読み、その分野のOUTPUT編を全て解く⇒解説を読む。
※上記順番の比較までを1セットとして周回する。1セットがある程度セルフティーチングができるようになったらその他へ進む。

復習は次の日同じ部分を解く。(次に進まなくて良い)復習内容⇩
①解説のセルフティーチングができるかの確認
②答えを挿入した文章の音読、訳出、構文把握

できなければ次の日も同じ部分を。ある程度出来たら次の章へを全分野続ける。

⑶1日100個セルフティーチング×2周=約26日
⑷1日200個セルフティーチング×1周=約1週間
⑸ランダム×2周=約26日

こんな感じでしょうか。

接続教材

成川先生の入門書的立ち位置の「なぜがわかる英文法の授業」という教材があります。

こちらはより易しい内容にしぼって、5文型・時制・仮定法・準動詞・関係詞・比較についての解説がなされているものです。

英語が苦手な人が最初に触るべき教材としてオススメができます。

入門書に関しては大岩先生の教材もいいと思います。

大岩のいちばんはじめの英文法|紹介・使い方・評価・レベル・対象

以上です。

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13 件のコメント

  • こんにちは。
    早慶上位学部志望の者です。
    深めて解ける英文法output、
    ビンテージ、頻出英文法語法1000、どれが一番到達点が高いでしょうか?
    ご回答よろしくお願いします。

    • 大差無いとは思いますが成川outputですかね。
      問題数は断トツで多いですし、解説の補足もびっしりなんで。

  • 浪人が決まりそうな高3、早稲田・理工志望の者です。

    英語が苦手で、中学レベルから英文法を見直そうと思い「Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル」をやりました。
    なのでこれから「成川のインプット」→「成川のアウトプット」という流れで行こうと思うのですが、いきなり「成川のインプット」から入るのは厳しいでしょうか?
    厳しい場合は「大岩の英文法」か「成川のなぜがわかる」のどちらをやるべきでしょうか?

    また、「成川のアウトプット」が終わった後にやるべき、仕上げの文法問題集で何かオススメはありますか?(今の所、候補は「英文法ファイナル問題集難関大編」←赤いやつです。)

    長文失礼しました。良ければアドバイスお願いします。

    • あっ、ちなみに英語の偏差値は河合のマーク模試で40ちょいくらいです。

  • 質問させて頂きます。「成川の深めて解ける英文法input」を進めているのですが、付属品である要点ハンドブックはどのように使っていくのがおすすめですか?

    • 要点といっても、本書で触れていないこともまとめられたりしていますので、本編を読みながら、片手にはハンドブックを開いておきながら読み進めてください。
      復習の際はまず要点を読んで概要を思い出し、細かい部分も目に入れるようにしてください。その際、不明な点がある場合には本編に戻るという感じです。(数周した後の話)
      今後ネクステ系などで文法問題演習をするときになったら、同様にハンドブックを開きながら使用し、わからないところがあればハンドブック⇒さらに本編に戻ってインプットするという形で使うと良いです。

  • 先日は回答ありがとうございました。

    成川input⇨成川outputの流れではなく、

    山口実況中継⇨小森実況中継の流れでも

    早慶上位学部の英語に対応できるのでしょうか?

    よろしくお願いします。

    • んー現役時センター6割という結果、そして今の時期にしっかり基礎をかためたいという意向ならば成川INPUT安定だと思います。
      その後の演習において、小森を使うのは良策だと思います。成川に無い特色を持ってるのでいいですね。
      成川インプット⇒アウトプット or 成川インプット⇒(しっかり解釈の練習も行なってから)小森実況中継
      この2択かなと。

  • ありがとうございます。

    山口実況中継は英文法の名著だと先日、代ゼミの先生の体験授業を受けた時にその先生がおっしゃっていたのですが、それでは基礎を固められないのでしょうか?

    • 「基礎をかためる」という目的ならばわざわざ成川を捨ててまで山口を選択する理由がわからないくらいです。
      そもそも英文法の名著ってこれまでにいくつもあるわけで、その上で現環境最強だと思えるのが成川、なのでこのサイトでは成川を推しています。(時点で東進渡辺)
      私自身、実際に6〜7年前は山口を推してましたけど。

      成川=Forestやbeのような広範囲を扱う基本書を英語苦手者でも超見やすく、わかりやすく解説したVer です。

      つまり 「成川=基本書(大学受験で必要な英文法の『辞書』みたいなもん)/山口=参考書(頻出事項重要事項など分野に特化した教材)」 です。

      すでに現役時代に基本書で一通り知識を得ているのであれば山口で良いと思いますよ。
      個人的にはわざわざ山口を使う理由が見つからないです。圧倒的に成川の方が親切丁寧な作りになってます。
      ただし、中にはカラフルでごっちゃりした内装が気に入らないという人もいるわけで、そこらへんは好みの問題ですね。

  • 詳しい解説ありがとうございました。

    私は現役の時、成川先生の授業を受けていたのですが、私が今まで受けた授業の中で成川先生が1番わかりやすかったです。

    浪人になり、成川先生の参考書を使う予定でしたが、
    山口先生の参考書のことも気になっていたので質問させていただきました。

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