手短に話そう。
調べる習慣が無い子供が多い。僕はそんな子供をガキと呼ぶことにした。
想像してほしい。
- 今現在の環境
- 10年前の環境
- 20年前の環境
少なくとも僕の時代である2010年度の入試は情報を手に入れにくい環境だった。
20年前。スマホ?携帯?ポケベル?ネット?
パソコンの操作性が改善されて、一般人でも比較的使いやすくなったのが1995年。
その時代に生きていた人達は、「知らない」に出会った時にどのように解決していたんだろうか。
昔の人は、足を使って情報を探して仕入れなくてはいけなかった。だから調べるという作業が習慣的に身に付いている。
世界はどんどん便利になっていって、この世界の技術だけが6〜7年前の水準に戻ってしまったと考えると恐ろしくも思える。
電車の乗り換えとか、待ち合わせ場所の確認とか、調べものがある時とかぞっとする。今更MDに音楽入れたく無いし。便利ってサイコーだぜ。
世界がどんどん便利になっていった代償として、現代に活きる人間の思考は停止傾向にある気がする。
いつでも、お手軽に質問できる存在がいるせいで
「おすすめはなんですか?」
「この問題がわからないんですけど」
これで全てを人任せにして、自分は考えずに済む。なんて楽な世界なんだろう。
考えることを放棄して、ただ時間と数をこなすのは努力ではない。それはある意味、楽をしているとさえ言える。頭を使って考えることの方が苦しいから、それを放棄してがむしゃらに突き進んでいるのだ。
— 大学受験動画勢とむDJD (@tomykajun) 2017年8月2日
どこの誰かもわからない、大学受験アドバイザーなんていう存在に対して全てをまかせて質問する。
それに対して返答した場合に、あなた達はそれを100%信じられるのでしょうか。
僕だったら信じられないですね。
受験という世界では、最後は受かる落ちるの2択の結果しか残らないわけよ。
- 受かる:自分のおかげ
- 落ちる:自分の責任
最後は結局自分に責任が降り掛かってくるわけで、あいつが変なこと言ったから!なんて負け犬の遠吠えにしかならないわけだ。
じゃあどうすればいいんだろうか。
何度も何度も繰り返してきてるんだけど、まずは自分で調べて自己分析してから質問しようよって。
基本テンプレート
①自己紹介
・学年
・志望校【国立・私立】【〜〜大学〜〜学部】
・使用教科
・現状の成績【○○模試 英語: 国語: 数学: 社会 理科】
②質問のテーマ 【〜〜について】【〜〜対策のための教材選びについて】
③自己分析
例)模試で思ったより点が取れなかった。自己分析した結果、〜〜〜のような原因があると思った。
そこでこの部分の対策・演習を重ねて苦手を克復したいと思う。自分なりに調べた結果、○○、△△、■■、あたりが見つかった。
○○:現状のレベルと合っているが、演習量が少ないらしい
△△:演習量は確保できるが、レベルが少し高いのと解説が弱いらしい
■■:レベルは高めだが、解説は詳しいらしい→時間的な問題として、○○→■■という接続でやろうと思うが、過去問演習も入りたい。この計画で大丈夫だろうか。
LINE@でもサイト内の無料相談所でも、基本的には上記のように質問してねと書いてあるけども、
出来てる人と出来ていない人の差が激しい。
君たち同じ17・18・19歳なんだよ。恥ずかしくないのかい?
同じ年代の人達は事実として出来てるし、そのように思考を繰り返せる受験生は成績が実際に上がるんだよ。
いや、ここまで必ずやりなさいなんて言って無いんですよ
少なくともさ、常識的に、論理的に考えておかしい質問は辞めようよ。
初めての質問の時に、いきなりですよ?笑
英語の勉強法教えてください!
音読しまくるといいっすよ。
とか
オススメの単語帳教えてください!
シス単ですかね〜
とかさ、信じられるの?笑 君は一般論の返信が欲しいのかい?違うでしょ?
君の現状にそった解決策を仕入れに来てるんでしょ?その情報はもしかしたら君の人生を180度変える力を持ってるかもしれないんだよ。
その情報を仕入れるという行動に全力になれないから「わからない」「教えてください」って思考停止。
思考の習慣が無いから、そもそも思考が浅い。人として浅い。
これがさ、
明治商志望・日本史選択
日本史・国語は得意なので英語に関して
センターは140点程度。なかなかあがらないので困ってます。
これまで使ってきた教材は〜〜〜で、次の教材に迷ってます。
一応、〜〜を使おうと思ってるんですが、レベル的に不安です。
だとしたら〜〜〜に接続してみてはいかがでしょうか?
解説も詳しいし、初学者から中級者まで幅広く役に立つ教材です。
この教材の使い方は(URL)←こちらで記事で書いてるんで参考にしてみてください。
一応、代替教材としては〜〜、〜〜、〜〜とかもありだと思います。
書店で確認してみてください。
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