英語の成長段階において、「英文解釈」の勉強はかかせない要素である。
この本は、これほど薄いのにも関わらず効率的に英文解釈に必要な基礎の基礎を学ぶことが出来る。
費用対効果が圧倒的すぎる一冊である。
同じ英文解釈系の「英文解釈の技術」と比べてしまうと一見無味乾燥なつまらなさそうに見える内観であるが、それはしょうがない。
同様の参考書として「スマートリーディング」(山下りょうとく著)があるが、それはまた他のページで紹介する
この本を信じて1冊通してやっていただきたい。
英語の勉強法のまとめはこちら
英文読解入門基本はここだ!
内容
有効ページ数:165P
例題:50題
対象:長めの文章が全く読めない人
到達:センター100点以下⇒センター120点〜130点
目的:単文解釈によって、文法知識を読む力に変換する
目標:構造把握完璧・訳出完璧
注意点:構造把握が解説でなされていない。構文を取る習慣がない人には難しいかもしれない
〜目次〜
0章:品詞の役割を知ろう
1章:主語と動詞を発見しよう
2章:準動詞と句を理解しよう
3章:動詞の型を覚えよう
4章:節の役割をつかもう
5章:比較文の構造を知ろう
6章:倒置を見抜こう
7章:同格表現に注意しよう
8章:挿入をくくりだそう
9章:省略に気づこう
10章:共通構文を自然に訳そう
「基礎徹底そこが知りたい英文読解」においては「五文型」と「準動詞」、「関係詞」に絞って解説がなされており、そちらをしっかりやっている人は4章まではスムーズにいけるでしょう。
普段の文法問題を解くだけでは「その力を読む力に変換できない」のでネクステを10周しても意識が無ければ全く意味が無い。
ネクステだけでやるには特別な意識が必要だが、こちらでは文法力を定着させながら同時にそれを英文解釈力にも変換させてくれる。
さらにただ文法だけをやっているだけでは少し避けて通りたくなってしまう、「倒置」「同格」「挿入」「省略」「共通」などもしっかりカバーされている部分がすばらしい。
1冊を何周も繰り返して、構造把握や訳出が完璧に出来るように頑張っていこう。
使い方
初期段階
※品詞の働きや基本的な構造把握の仕方を知らない人は焦らず「基礎徹底そこが知りたい英文読解」からやっておこう。
ペース:一日例題(のみ)5個で10日で1周(復習は前日分なので実質1日10題)
進め方:例題の構文を取り、訳出を書いて答え合わせ、解説を読む⇒音読5回ずつ
※初回・2回目のみ書く
※二周目以降は1日10例題で5日完成・・・だいたい3周すればできるはず。
例題完璧後
「類題」や「Let’s try」(合計約180個)も同様に構文を取り、訳出を書いて答え合わせ⇒音読5回ずつ
ペース:一日20個
※難しいものも含まれているが、解説を読みながら頑張ってやってみよう。
定着するまで繰り返ししつこくやっていこう。
接続参考書籍
英語が超苦手で不安な人
文法知識が全くINPUTされていない人
こちらでさらっと該当分野を一読⇒基本はここだ!の該当部分とやるとわりとスムーズに進められる。
本書が終わったら、英文解釈の技術70⇒基礎英文解釈の技術100⇒ポレポレor英文解釈の技術100と進んでいくといいでしょう。
英文解釈の技術系の使い方はこちらを参考にしてください。

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